2020年は「堅」で行くぞ!という方針を掲げる中、機を逃さんと言わんばかりに、コロナ禍が株式市場に襲いかかってきた!!
当初の思惑通りに、資産を守ることが出来たのであろうか?
以下について書く。
1.コロナ相場における資産防衛結果
結論から述べると、完全にコロナ禍に敗北した。
急にコロナが来たからビックリした…*1、というのは言い訳だが、ポートフォリオを「堅」にするのをサボっていた。
そんな中、ノーガードで暴落相場に突入した時の私のポートフォリオの成績は以下のようになった。
2月15日時点では、年始比で+20%弱だったのが、年始比-20%にまで落ちてしまった。
高いところから見ると、1ヶ月程で30%弱の資産が目減りしてしまったことになる。
2.コロナ相場におけるオールウェザー・ポートフォリオの検証
では、本当に「堅」なポートフォリオを組んでいたらどうなっていたのだろうか?
年始にレイ・ダリオのオールウェザー・ポートフォリオを組んで、そのまま放置した場合の値動きの推移を検証した。
オールウェザーの線の推移を見てみると、高いところからの下落率が-18%となっている。米国株のインデックスETFであるVTIは-30%弱下がっていたことを踏まえると、オールウェザーは「堅」なポートフォリオと言えそうだ。
2月中旬から3月中旬にかけて、世界中の相場が乱高下を繰り返しており、
眠りから覚めるや否や、「おはぎゃあ」や「おは養分!」となる日もあった。
一方で、オールウェザー・ポートフォリオはボラティリティが低い為、安心して眠れるに違いない。
3.暴落時の大底の探り方
株は低いところで買って、高いところで売れば儲かる。
乱高下を繰り返しつつ下に向かっていく相場の中で、何処で買い向かえばいいのだろうか?
この問いに対する1つの助言が、ジム・クレイマー氏の本に書かれている。
「VIXが40に達してから3週間待つとそこが大底」
実際にグラフを描いて振り返ってみると、この助言は割と妥当性な線を行っていた。
しかしながら、雷雨降り注ぐ嵐の中、先の見えない状況で、ジム・クレイマー氏の助言に従って、手持ちの現金をフルベットすることが出来なかった。
大勝するには、このようなタイミングで運否天賦に全てを賭けるような狂人性が求められる、と痛感した。
10年以内に再び来るであろう暴落に備えて、狂人性を磨きたい。
Jim Cramer's Real Money: Sane Investing in an Insane World (English Edition)
- 作者:Cramer, Jim
- 発売日: 2005/03/29
- メディア: Kindle版
*1:中国でコロナ騒動が起きてから、日欧米の株式市場に影響が出るまでそれなりに十分な猶予があり、大半の投資家達同様に日和っていた