sixqueens’s blog

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ICL(眼内コンタクトレンズ)手術体験記

東京都品川にある先進会にて、ICLの手術を受けた。

諸検診を含む費用は58万円で、ICL手術によって視力が0.03程度から2.0 程度まで回復した。

 

 

ICL手術を受けるまでの流れ

 

幼少期より視力が悪く、近年では-7.00D や -7.50D の度数のメガネやコンタクトレンズを使用する程度にまで視力が落ちていた。

また、目が乾くせいなのか、コンタクトレンズ使用時の眼精疲労にも悩まされるようにもなっていた。

 

こんな中、ICL手術の存在を知った。

 

はじめに、リスクとして考えられる影響とその発生確率について調査を行い、概ね問題が無さそうなことを確認した。

 

続いて、都内にはICL手術を受けられる医院がいくつか存在している為、各医院の差異について調査を行った。

費用、実績、診療時間、場所を主に確認した。

 

ICLに使われるレンズはどの医院でも大差が無さそうであった。

先進会を選んだ理由としては、費用が比較的安価であったことと、Googleの口コミが良かったこと、また土日も診療を行っていることが挙げられる。

 

費用については、度数が -3.00 D 未満であるか否か、また万が一再手術を行うことになった時の無料期間を延長するサポートオプションを付けるか否かによって変動する。

-3.00 D 未満の近視で、追加サポートは付けないプランでは、費用が 58 万円となった。

 

乱視があると手術の難易度も上がる傾向がありそうな為、再手術を要する場合も考慮して追加サポートを付けるのも一案だと思う。また、乱視があるとレンズが特殊なものに変わる為、基本料金自体が増す。

 

費用については今後変わる可能性があるし、また詳細な説明については医院に確認を行うことで教えてもらえると思う。

 

 

医院を決めた後は、事前検診の予約を行った。

手術前に検診の為に 2 回受診した。

それぞれ 1 時間、2 時間かけて、ICL の適合性検査や度数の精密検査が行われた。

2 回目の検診では散瞳用の点眼が行われるが、この状態で外を出歩くと日光のあまりの眩しさに目を開くことも難しくなる為、サングラスを持参しておけばよかったと思った。

 

手術当日は、医院で錠剤の服用(精神安定剤や痛み止めだと思う)を済ませた後で手術着に着替えて、手術前の麻酔の点眼を済ませてから手術室に入った。

 

手術自体は両目で 15 分程度で終わったと思う。

詳細は以下のホームページに記載があるが、笑気麻酔を吸いながら手術が行われる為、意識が残るものの曖昧な感覚のまま工程が進んでいった。

 

眼が刺されたり、切られたりする際の痛みは感じなかったが、レンズ挿入時に多少は眼球を圧迫されることから、違和感はあった。

個人的には我慢が出来る範囲内であったが、繊細な人間には堪える工程かもしれない。

 

レンズ挿入時には手術台の 3 つのライトの中心を見つめ続けるよう指示されるが、実際にレンズが挿入される際には眼球が動くことから、これらのライトを追い続けることになった。

 

手術直後の状態でも裸眼で 0.8 程度の視力で物が見えるようになったものの、この時も散瞳用の点眼が行われていた為、あまりはっきりとした視界では無かった。

 

手術直後から、3 種の目薬の点眼を 1 日 4 回行うルーチン作業が始まった。

保護ゴーグルを装着して寝て、翌朝に手術翌日の検診を受けると、既に視力が 2.0 程度まで回復していた。

 

ICL手術を受けた感想

現時点では特に問題が生じていない為、非常に満足している。

コンタクトレンズ装用時に生じていた眼精疲労が無くなった。

メガネ着用時は視野が狭まる為、運動時はコンタクトレンズを装用するようにしていたが、眼精疲労に起因する運動することへの心理的障壁が無くなったように思える。

 

手術の副作用としてはハロー(halo)があるが、ハローは、暗い場所で明るい光源を見る時に、輪廻のラグランジェに出てくるような、綺麗な円環が視界にうっすらと映る程度のものであり、あまり気にするような程度では無い。

*1

 

手術後の 3 日間は、眼球に水が入ることによる感染症対策の為、洗顔と洗髪が制限されたが、気温が上昇するにつれてこの制限による不快感が増すと思われる。

 

先進会の場合、Instagram で手術日が公開されている。

https://www.instagram.com/senshinkaiclinic/

 

レンズの調達スピード等の諸々の条件による制限を受けなければ、1 回目の検査から手術まで最短で 10 日前後で終わる可能性がありそうだった。

 

料金については、各種割引制度があり、また医療費控除による還付もある。

 

ICL 手術の費用は比較的高額であり、近い将来に老眼によって再度メガネを使うことになることを考慮すると、もっと若い時にやっておくべきであったとは思った。

近視の進行が停止が確認され次第、おそらく 20 代後半あたりにやっておくべきだったかもしれない。

 

 

さいごに、ICL レンズの提供メーカーであるスター・サージカルの株式は、日本国内からも購入可能であるようなので、今後の値動きによっては購入してみるかもしれない。