sixqueens’s blog

コンピュータ、読書、語学学習、ゲーム、資産運用等に関する雑記を書きます。

HELLSINGと株式投資家

年末年始にアマプラでHELLSING(OVA)を見た。

X

X

  • メディア: Prime Video
 

 

この作品には、敵軍のボスである少佐が、開戦にともない自軍を鼓舞する有名な演説シーンがある。

 

このシーンでの演説内容が株式投資家としての心の琴線に触れた。

銃剣先をそろえた歩兵の横隊が敵の戦列をするのが好きだ
恐慌状態の新兵が既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突している様など感動すら覚える

(中略)
露助機甲師団にされるのが好き
必死に守るはずだった村々がされ女子供が犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ
の物量に押し潰されて殲滅されるのが好き
攻撃機に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ

 

勝っている時の戦争が好きだというだけではなく、負けている時も好きだというのが狂人的な感性に聞こえる。

 

しかしながら、「株式投資において負けている状況すらも楽しむという経験は私も今までにしたことがある。

これは、負けても一命を取り留める限り、負けた経験を糧としてより強くなれるという思いから来ているのであろう。

 

ジムクレイマーもその著書の中で”Staying in the game”という表現で、株式市場で生き残ることの大切さを説いていた。

 

投資家たちは勝ち続ける方法のことを「聖杯」と呼んでいり、各人が聖杯を求めて日々模索している。

仮に聖杯を手にできたとして、その聖杯から溢れ出るものが、慎ましやかな暮らしを支えるだけの富なのか、それとも自分以外を破滅に追いやる欲望の泥なのかは人によって異なる。

自分が求めている聖杯がどちら側なのかは定かでないが、当面の間は前者の聖杯を手に入れられるように精進していきたい。