2018年11月の土日を使って、ムンバイに一人旅をした。
Pune Junction駅を金曜の23:50に出発して、ムンバイのCSMT駅に土曜の4:00前に到着する夜行電車に乗った。電車は定刻で発着し、2等AC車のUpperシートでの移動は快適だった。片道700Rs。
Mumbaiに到着直後は、外はまだ暗く、リキシャのおじさんにも『明るくなって人通りが増えるまでは、駅の中にいた方が良い』と止められた為、7時前までは駅のベンチで座っていた。
明るくなったタイミングで、CSMT駅の駅舎周辺の撮影をした。
ちなみに、駅舎周辺は夜間になるとライトアップされる。
次に、CSMT駅周辺でUberを呼び、インド門エリアに移動した。料金は45₨ほど。
Uberは手配から行き先指定までアプリ経由で行えるので、非Hindi話者にとって便利。ただクレジットカードでも支払いは断られることが多いので、現金を持っておく必要がある。
インド門エリア
まだ8時にもなっていなかったが、観光客がそれなりにいた。
インド人の朝は早い。
南インドでは日本人が珍しいのか、通りすがりのインド人に記念撮影を求められ、1日で15組ほどのインド人と記念撮影を行った。今では、多くのインド人がスマホを持っていて、いたるところで自撮りを行っている。
インド門とタージマハル・ホテルを眺めた後、インド門のすぐ横にある船乗り場から、エレファンタ島行きの船に乗った。
船代は往復で200Rsで、船内で10Rs払うことで船のデッキに登ることが出来た。
デッキの方が風通しが良く、周囲の風景の撮影もしやすくて良かった。
エレファンタ島エリア
インド門からエレファンタ島まで船で片道1時間弱。
船着き場から土産物屋通りを15分ほど歩くと、エレファンタ遺跡に到着する。
ここでは、土産物に少しでも視線をやってしまうと、店主による売り込みに遭う。
かくいう私も売り込みに遭い、ハードネゴシエーションを経て、お土産を買わされてしまった。
大理石製のコースター:400Rs(初期オファーは800Rs)
大理石製の燭台:150Rs(初期オファーは300Rs)
土産屋通りを抜けると、エレファンタ遺跡のチケット売り場があるので、ここで入場料600Rsを払った。
エレファンタ遺跡に入ると、次は現地ガイドの売り込みに遭う。
私の場合は、初老男性に"1-2時間の遺跡の解説付きで、日本語にも対応可能。2500Rsでどう?"と交渉を持ちかけられた。
私がガイドを必要としていなかったので、断り続けていたが、相手も粘り強く食い下がってきて、結果的に600Rsで合意形成が為された。
ただ、日本語対応というのは、ヒンドゥー教にまつわる物語を話される、shrineを神社と言い換える程度のもので、説明の95%は英語で行われた。
とりあえず売ったもん勝ちという点に、日本人との文化面での差を感じた。
彫刻の解説、記念写真の撮影を含めた1時間前後のツアーが終わった後、ガイドが"最後にレストランで茶でも飲むぞ!"と提案してきた。
私はペプシ(最も安かった40Rsくらい)、ガイドはビール(180Rsくらい)を注文し、飲みながら世間話をした。
互いに飲み終わり、お会計をする時になって、予想だにしない出来事が発生した。
私が自分のペプシ代を出したものの、ガイドは自分の財布を出さず、”お前のおごりだよ!”というジェスチャーをしたのだ。
なんということだろうか。
つかの間の狼狽の後、抗議を行い、結果としてガイドに自分のビール代を出させて、ガイドとはお別れをしたが、日本では発生しないような出来事との遭遇で精神が消耗した。
エレファンタ島を離れて、ムンバイに戻った後は、ムンバイの市内観光をした。
ムンバイ市内エリア
証券取引所、ムンバイ大学、博物館などを見て回った。
中でも、Chhatrapati Shivaji Maharaj Vastu Sangrahalaya博物館は行って良かった。
インドの美術品だけでなく、日本や中国の中世の陶磁器や、タタ財閥が寄贈した西洋画まであった。また、日本語音声のオーディオガイドも安価で借りられる。
エレファンタ島に行く時間とお金を、この博物館に使った方が良い。
その他
1泊したホテル。素泊まりで3900Rsした割には、設備やアメニティが良くなかった。ムンバイはホテルが高い。
Royal Chinaという中華料理屋とスタバを利用した。
Royal Chinaはインド滞在中に何度か利用したが、どの料理も美味い(が高い)
https://www.zomato.com/mumbai/royal-china-fort?zrp_bid=0&zrp_pid=14
https://www.zomato.com/mumbai/starbucks-coffee-fort?zrp_bid=0&zrp_pid=14
インドの都市部でレストランを探す際は、Zomatoの各都市ごとの選抜レストランから選ぶとハズレが少ない。
https://www.zomato.com/mumbai/great-food-no-bull
1泊した翌日は、ムンバイ北部にあるインド工科大学に行こうかと思ったが、知り合いがいないと敷地内に入れないとのネット情報を見つけた為、行くのを止めた。
帰りは、日曜12:00CSMT駅発15:30Pune Junction駅着の電車に乗ったが、乗車後1時間ほど遅延した。Googleマップとインターネット接続環境が無かったら、降り過ごしていたと思う。