"VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action"というゲームの存在を知っているであろうか?
このゲームは、プレイヤーが美少女バーテンダーに扮して、訪れる客の好みに合わせたカクテルを提供するタイプのノベルゲームである。
一般的なノベルゲームではセリフの選択肢を選ぶことでストーリーが分岐していくが、このゲームでは、客の要求に応えたカクテルを出すか否かによって、ストーリーが分岐していく。
ゲームの詳細および魅力については、下記サイトの説明を参照願う。
さて、このゲームをプレイした感想を書いていく。*1
まず、このゲームに対するSteamユーザの評価は非常に高く、このゲームをプレイしたSteamユーザの97%が好評価を下している。(※2017年10月現在)
この評価はSteam内でも非常に高いレベルであったことから、私もプレイ前は非常に期待していた。(10点満点中9点以上の出来を期待していた)
しかしながら、プレイを終えた後で、プレイ前に抱いていた期待とのギャップがある部分があった為、この点について述べておきたい。
以下が、私が"VA-11 Hall-A"に付けた評価点である。
総評価:8.0 / 10.0
・世界観:8.5 / 10.0
・ストーリー:6.0 / 10.0
・キャラデザイン:7.5 / 10.0
・音楽:9.5 / 10.0
良かった点
BGM
このゲームの一番の魅力はBGMだと感じた。このゲームを少しプレイしただけの段階で、サウンドトラックの購入を決める程に、BGMは優れていた。作者がYoutubeでBGMを公開しているので、視聴してみて気に入った場合は購入しよう!
世界観
このゲームは、ベネズエラのSukeban Games*2によって開発されたゲームであるが、開発者の、日本のネット文化への造詣の深さを、作品のいたるところで感じることが出来る。*3
また、バーテンダーに扮して活動するという点も面白かった。バーを訪れる客とする会話は、大半が他愛もない雑談であるが、*4雑談をしながら客にカクテルを提供しているうちに、自然とそれぞれの客の嗜好を憶えるようになっていた。
これがBartender Action…
良くなかった点
ゲームとしての機能面
ノベルゲームでは選択肢ごとにセーブをするのが基本的な振る舞いだと考えているが、このゲームのセーブデータのスロット数は、選択肢の登場回数と比較して明らかに不足していた。
また、キーボードの各キーに割り当てられている機能の説明が為されていないように思えた。全エンディングを見る際に、セリフの高速スキップは必須なので、この説明は欲しかった。
あと、ゲーム内でジュークボックスに好きな曲をセットして、BGMとして流すことが出来る機能は良いとして、ストーリーが後半のシリアスパートに入り独自BGMが流れ始める時に、ジュークボックスの曲が一緒に流れてくるのは如何なものかと思った。
まとめ
VA-11 Hall-Aという作品は、人によって好き嫌いが分れる作品であるとは思う。
ただ、SF的な世界観が好きであったり、国外のオタクが作ったゲームをプレイしてみたい、という思いを抱いている人にはオススメしたい。
Sukeban Gamesの今後の活躍にも期待している。
VA-11 Hall-A: Prologue (Orignal Soundtrack: Sounds from the Future)
- アーティスト: Garoad
- 出版社/メーカー: Garoad
- 発売日: 2014/08/18
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る